春よ来い

(天外魔境2)


節分を間近に控えた卍丸は、絹からの手紙に、目を丸くした。
内容は、豆まきをするので、皆に再建した法水院に来てほしいとの内容だった。
卍丸は、鬼を追い出すと言う行事故に、不安そうに両親の顔を見たが、何か考えがあっての事だろうと、卍丸を諭し、卍丸は越前に居る極楽と共に京に入り。今は京で役者をしているカブキとも合流して、近江にある、近江山へと向かった。
「・・・皆で来いと書いてあったが・・・節分・・・だよな・・・」
カブキが珍しく、歯切れの悪い言い方をすると、卍丸は腕を組んで、首をひねるしかなかった。


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