プレゼント大作戦

(加山・大神)


 4人がたどり着いたのは、意外にも帝劇の近くにある高級デパートだった。
「デパート・・・ですか?」
 加山は唖然とするさくらに微笑を洩らすと、そのまま中へと入っていった。
「いらっしゃいませ加山様。お待ちしておりました」
 加山が店に入るなり、いきなり店長らしき人物が現れ、店の奥にある応接室へと案内した。
「なぁ、加山はんって何者なんや?」
「私に聞かれても困るわよ」
 応接室で加山が店長と話している傍らで、さくら達が小声でそんな事を話していると、従業員が沢山の箱を抱えて応接室に入ってきた。
「あぁ、ありがとう。ご苦労様」
 テーブルの上に山積みにされた箱を見て、加山は嬉しそうに礼を言った。
 結局その後、箱は開けられぬまま、箱を抱えた一行は帝劇へと戻ってきた。

「さくらさん」
「はい」
「申し訳無いんですが、花組の皆さんと風組の皆さんを楽屋まで呼んで戴きたいのですが」
 加山はそう言うと、さくらの持っていた箱を受け取った。
「は、はい。すぐに行ってきますね」
 さくらはそう言うと、走って二階へと上がって行った。
 加山達が楽屋で荷物を降ろしていると、さくらに呼ばれた面々が次々と集まってきた。
「何だよ、いきなり人を呼び出して」
「そうでーす!おちおち寝坊もしてられませーん」
 皆、口々に文句を言いつつも、山積みの箱が気になっていた。


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