My Revolution

(カンナ・マリア・レニ)


「なぁ隊長、何だか今日のマリアおかしくねぇか?」
カンナは、食べ終えたスイカの皮を皿に戻しながら、大神に問い掛けた。
「あぁ・・・、俺もそれが気になっていたんだよ。舞台の時も何だか元気無かった様だしな。」
「・・・もしかしたら・・・」
二人が考え込む中、レニが不意に口を開いた。
「心当たりがあるのか?」
大神の問いかけに、レニは小さく頷いた。
「僕、この前アイリスと二人で買い物に行った時に偶然マリアを見かけたんだけど・・・」
自然と二人は、レニの方へ身を乗り出す様な形になった。
「その時マリアは、婦人服の店の前で溜息をついていたんだ。」
「マリアが溜息?・・・何で?」
女心が理解出来ない大神にとって、それは不可解極まりない行為に映った。
「・・・マリアってさ、いや、あたい達もそうなんだけど、イメージで売ってる商売だろ?だから、あたい達は普段もやっぱり男役として行動する事を自然と求められちゃうんだよな」
カンナの言葉に、レニも黙って頷いた。
「・・・つまり、マリアは女性らしい格好がしてみたいって事かい?」
「多分」

その時、カンナが何かを思いついた様に手を叩いた。
「そうだ!!それだよ!!」
「それって・・・何が?」
大神の問いかけに、カンナは先ほどの話をもう一度し、更に、先程思いついた事を大神に進言した。
「俺は良いと思うよ」
「僕も・・・楽しみだ・・・」
大神は、その案に賛成の意を示し、滅多に感情を表さないレニも嬉しそうに賛成した。
「じゃあ、俺早速支配人とかえでさんに報告してくるよ」
大神はそう言うと、いそいそと楽屋を後にした。
「・・・マリアは喜んでくれるかな?」
不安そうに見上げるレニの頭に、カンナはそっと手を置いた。
「大丈夫だよ。あいつは皆に見られたい訳じゃない筈だからな・・・」
「・・・僕も・・・そうかな・・・」
「これは、あたい達3人の夢みたいなもんだもんな」
レニの呟きに、カンナは微笑ながら答えた。


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