食堂でカンナと遅い朝食をとっていると、話を聞きつけたさくらと紅蘭が下りてきた。
「アイリス大丈夫?」
声を掛けてきたさくらに対し、マリアは小さく頷いた。
「・・・なんだか元気無いわねぇ?」
「そうやな・・・、やっぱり昨日の事がショックだったんやろか?」
「うーん、実はあたいもさっきからその事が気に掛かってたんだけどな・・・」
三人に一斉に見つめられ、マリアは内心正体がバレるんじゃないかと心配になった。
「だ・・・大丈夫だよ、少し疲れただけだから」
マリアはアイリスを思い出しながら笑顔で答えると、皆は更に心配そうな顔になった。
「やっぱりもう一度診てもらった方がいいかもしれないわね」
(ちょっと、なんでそうなるのよ!!)
さくらの一言にマリアが面食らっていると、カンナがさりげなくフォローした。
「まぁ、この様子なら心配いらないだろ。ご飯もちゃんと食べたしな」
本当はショックで食欲が無かったが、これ以上皆に心配を掛ける訳にもいかないので、マリアは無理して朝ご飯を全部たいらげた。
「わた・・・アイリス、ちょっと着替えてくる!!」
マリアはその場の雰囲気に耐え切れずにアイリスの部屋へと逃げ込んだ。
クローゼットの中から動きやすそうなセーラーカラーのスーツを取り出し、パジャマから着替えた。
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