あだるとちるどれん???

(マリア・アイリス)


 その日、アイリスとマリアがいつもの様に寝る時間について大喧嘩をしていた。
「だから、いつもいつもなんでこんな遅くまで起きているの!?早く寝なさい!!」
「アイリス、眠くないもん」
「そんな事言っても駄目よ、いくら明日が休演日だからって、いつ戦闘が起こるか解からないんだから、眠れる時に眠っておきなさい!!」
「マリアはいっつも戦闘戦闘って、もういい加減にしてよ!!アイリス戦争なんて大嫌いなんだからぁ!!」
 その途端、アイリスの体から眩い光が発し、二人を包み込んだ。

「大丈夫?」
 マリアは気を失っていたらしく、目を覚ましたのに気付いたあやめが、慌てて駆け寄ってきた。
「・・・?」
 体を起こすと、其処は医務室のベッドの上で、更に妙な事に急に天井が高くなった気がする。
(何故こんなに視点が低いのかしら?)
 マリアが普段隠している左眼に掛かる髪を掻き揚げようとした時、初めて自分の体の変化に気が付いた。
「え・・・!?」
 あやめは、黙ったまま手鏡をマリアに手渡した。
「!!!!!?」
 滅多な事では顔色一つ変えないマリアの目が、まるで目玉が飛び出るかと思われる位大きく見開かれた。
 鏡に映るのはマリアではなく、アイリスだったのだ。


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