「レニも毎日大変だね」
アイリスは走って行く大神の後姿を見ながら呆れた様に言うと、レニはクスクスと笑いだした。
「どうしたの?アイリス何か変な事言った?」
アイリスの問いかけにレニは笑顔で首を横に振ると、アイリスを部屋に招きいれた。
「・・・相変わらず男の子の部屋みたいだね」
余計な物の置かれていないシンプルな部屋を見て、アイリスはいつも同じ事を言うが、レニと大神の趣味を知っているので、いつもそこで感想は終わる。
アイリスは部屋の真ん中に置かれた小さなテーブルにつくと、レニがジュースを二つ持ってやってきた。
「ねぇレニ、結婚ってどぉ?」
「どぉって?」
「だからぁ、楽しい?」
「帝劇とあまり変わらない」
「そうなの!?」
驚いたアイリスは身を乗り出してレニを見た。
「何で何で?好きな人とずっと一緒なんだよ?楽しくないの?」
「あ・・・ううん、そう言う意味じゃなくて、僕たち元々帝劇で暮らしてたから、急に二人だけになって時々変な感じはするけど、結局日常生活は帝劇に居た頃とほとんど変わらないから・・・」
レニは少し恥ずかしそうにジュースを口にしたその時、玄関の方で物音がした。
次のページ
小説目次(サクラ大戦)
小説総合目次
入口
目次