翌日。楽屋に集められた花組メンバーは、皆驚きに目を丸くしていた。
「これをわたくし達にですの?」
「パッチワークの化粧ポーチなんて、洒落てるでーす♪」
「お兄ちゃん、もしかして皆に内緒でこれを作っていたの?」
「あぁ、俺が巴里に行っている間。皆には心配掛けたからね。それで何かお礼をしようと考えていたところに丁度花火君が来てくれたから・・・」
「花火さんに相談したんですのね?まぁーったく、相変わらず中尉も水臭い事ばかりなさる事。」
そう言って高笑いを浮かべるすみれにも、そして花組の面々にも久々に安堵の表情が戻った時、花火はそっとマリアを呼び出した。
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