「隊長と何かあったの?」
背後から掛かった声に、マリアが驚いて振り返ると、そこには心配そうにマリアを見つめるレニとアイリスの姿があった。
「何も無いわよ。それより貴女達、もう遅いんだから早く寝なさい。」
「・・・マリア、何か無理してる。」
アイリスの核心を突いた一言に、マリアは溜息と共に目を閉じた。
「・・・心配掛けたわね。」
搾り出す様なマリアの言葉に、二人は黙ってテラスを後にした。
「マリア、辛そうだったね。」
「うん。」
「アイリス達に出来る事、何か無いのかな・・・」
「花火と隊長。最近一緒に居る事を気にしていると思うんだけど、それは隊長と花火の自由であって、僕達が止めさせて良い事じゃない。」
レニの毅然とした物言いに、アイリスは黙って頷くしかなかった。
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