揺れる想い

(大神×マリア)


「なぁ、ホンマに知らへんの?」
帝劇に戻るとすぐに、紅蘭は由里を自室に呼び出して、一緒に待っていたカンナとさくらの3人で質問をぶつけた。
「由里。あたい達は別に野次馬根性で聞いてる訳じゃないからな?」
「そうですよ。・・・最近のマリアさんの様子が心配で、少しでもお役に立てればと思って・・・」
「・・・ごめんなさい。私も本当に知らないのよ。・・・それに最近かすみさんが気になって・・・」
「?・・・かすみ?何でそこにかすみが出るんだ?」
首を傾げるカンナを尻目に、由里はマリアの元気が無くなった頃とほぼ同時期にかすみの付き合いが急に悪くなって、仕事を終えるとさっさと帰宅してしまうと愚痴をこぼした。
「かすみさんとマリアさん・・・そして大神さんと花火さん・・・偶然なんでしょうか?」
「さぁなぁ・・・」
紅蘭の部屋で四人が首を傾げる頃、マリアはまだ花冷えのするテラスで、一人物思いに耽っていた。


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