Love Passion

(さくら・エリカ)


「エリカ君・・・サクラ君が・・・」
「いえ、私はさくらさんじゃなくて大神さんを誉めているんです・・・え?さくらさん?」
エリカを見詰める4人の顔に気付いたエリカが後ろを見ると、道具箱に上半身を突っ込んで、身動きが取れずに足をばたつかせるさくらの姿があった。
「さくらさん、そんな所に顔なんて入れると、出られなくなりますよ?」
シレっとした物言いのエリカを見て、一同は呆れつつも、大神は思い出した様にさくらの体を抱え上げた。

「あ、ありがとうございました」
さくらは大神に礼を述べた後、エリカを睨み付けた。
「エリカさん、いきなり突き飛ばすなんて酷いじゃないですか!!」
「え?私が突き飛ばしたんですか?さくらさんを?」
エリカが呆然と大神を見ると、大神は苦虫を噛み潰した様な顔で頷いた。
「ごめんなさーい、またやっちゃいましたー」
大きな瞳に涙を浮かべて謝るエリカを見たさくらは、思い出した様に大神を睨みつけた。


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