「アイリスもっと蛍見たかった」
アイリスが口を尖らせると、その唇を織姫が摘んだ。
「アイリス〜、人の恋路を邪魔する奴は馬に食べられちゃうですよ〜♪」
「えー!!お馬さんがアイリス食べちゃうのー!?」
そんな二人のやりとりを見て、紅蘭とさくらが吹き出した。
「織姫はん、それを言うなら
『人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて死んでまえ』
やで?」
「そんな事はどうでも良いでーす!!とにかく人のデートの邪魔しちゃ駄目なんでーす!!」
紅蘭の突っ込みに対し、織姫は真っ赤になって反論すると、今度はすみれが口を開いた。
「そうですわよねぇ・・・どうせなら素敵な殿方と二人で見た方がより一層綺麗に見えるかも知れませんわね?」
その途端、全員の視線が大神に集中した。
「え・・・?・・・何?」
「大神さん、いい加減ハッキリしたらどうなんですか?」
じりじりと大神に詰め寄るさくらの笑顔に青筋が浮き出ている。
「ハッキリって・・・何を・・・?」
「誰を恋人にするかハッキリ言ったらどうなんだい?え?隊長・・・」
大神は皆のひきつった笑顔に、思わず逃げ出し、皆もそれを追いかけて帝劇へ帰って行った。
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