「マリア・・・すまなかった」
「いえ・・・そんな・・・私はそんな隊長の優しい所が・・・」
「ふぇっくしょん」
二人の甘い雰囲気を掻き消す様な米田のくしゃみに、二人はハッとして振り返ると、米田は一升瓶を抱えて既に寝室のドアに手を掛けていた。
「丁度劇場の前に屋台が出てるから、続きはそこでやんな。じゃあな」
そう言って米田はさっさと自室にはいると、すぐにドアの向こうからいびきが聞こえてきた。
二人はその後こっそりと劇場を抜け出し、米田に言われた屋台へ向かった。
「!!加山!?」
「よぉ、お二人さん、あけましておめでとう」
屋台の中には、屋台の主人に扮した加山の姿があった。
「お前、こんな所で何を・・・?」
「・・・お前はいちいちそんな事も聞かないと解らないのか?」
加山の呆れた視線をまともに受けると、米田の言葉と屋台と加山と言う記号が一つに繋がった。
「さて、俺はちょっと用事があって一時間程席を外すから、その間二人で適当にやっていてくれ。じゃあな」
加山はそう言うと、大神の返事も待たずに姿を消してしまった。
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