恋はご多忙申し上げます

(大神×マリア)


「明けましておめでとうございまーす」
そんな声がそこかしこで響く正月。大神は花組の面々と楽屋で新春の挨拶を交わしていた。
「大神君はこれからどうするの?」
かえでの何気ない一言から、この物語は始まる・・・

「俺ですか?そうですね・・・」
大神の唇がマリアの名を告げようとしたその瞬間、周りを囲むマリア以外の女性達の鋭い視線が突き刺さり、大神は言葉を濁した。
「お兄ちゃん、アイリスとレニの三人で、はねつきしようよー」
「僕も、日本の伝統的遊びには興味ある」
「え?」
「駄目でーす!少尉さんは私と初詣に行ってから、パパとママにご挨拶するでーす!」
「・・・へ?」
「馬鹿野郎!隊長はあたいと・・・」
「あら、わたくしと・・・」
「誰がてめぇみたいなザマス女と初詣なんて行くかよ!」
「キーッ!!なんですって!?」
カンナとすみれがいつもの様に喧嘩を始めた所で、紅蘭がこっそりと大神の背後にやって来た。


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