LOVE LETTERS

(ウソップ・ロビン)


夜中、ウソップは夢を見た。
そこにはカヤと見知らぬ男が立っていて、ウエディングドレスに身を包んだカヤが悲しげな瞳でウソップを見詰めている。
「さよなら」
声にならない声がウソップの脳裏に響くと、カヤは隣に居た男と誓いの口づけを交わす寸前で、ウソップは飛び起きた。
顔は真っ青となり、全身は冷汗でびっしょりと濡れていた。
「・・・夢?」
ウソップは、乾いた喉を潤すべく厨房へ向かった。
「・・・狙撃主さん?」
明かりの点いた厨房に入ると、其処にはコーヒーを煎れるロビンの姿があった。
「ロビン・・・」
人の姿に安心感を覚えたウソップの瞳から、次々と涙が溢れ出し、近づいたロビンに抱き締められた。

「俺・・・俺さぁ・・・」
背中を摩られながら、ウソップは夢の内容を全てロビンに告白した。
「大丈夫よ・・・悪い夢を見ただけなんだから・・・」
ロビンはウソップを抱える様にして椅子に座らせると、煎れたてのコーヒーを差し出した。
「俺・・・今までは皆にからかわれるのが嫌で、自分の気持ちを誤魔化していたんだ・・・いや、カヤにもそうだったのかもな・・・でも、さっきの夢でロビンの言いたかった事が嫌って程解かって・・・」
それまで黙ってウソップの話を聞いていたロビンが、自分の分のコーヒーを持って向かいの席へと座った。
「・・・女はね、いくら強く見えても待っていたい物なのよ・・・そう、大切な人の大切な一言を・・・ね?」
その一言に顔を上げたウソップを見て、ロビンはニッコリと微笑んだ。
「俺、明日手紙書くよ。・・・俺の気持ちを正直に伝える為に」


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