TROUBLE MAKER'S

(スモーカー・たしぎ)


「あいつも相変わらず我儘みたいね・・・」
女はそう言うと煙草に火を点け、大きく息を吸い込んだ後、たしぎを見た。
「で?なんで貴女は私の事を知ってたの?」
「え・・・?だって有名ですよ。海軍情報部のルリ大佐は、軍の全女性剣士のなかでは一番だって」
「そうなの?・・・私なんてまだまだだと思うけどね」
女はそう言って苦笑した後、母親の様な目でたしぎを見つめた。
「ねぇ、なんで私が今日此処に来たか解かる?」
「スモーカー大佐に御用があったのではないのですか?」
「はずれ。私がスモーカーに呼び出されたのよ、貴女の事でね」
「私の事で?」
キョトンとするたしぎを見て、女はニッコリと笑った。
「あいつさ、貴女が女にやられた事で落ち込んでいるから元気付けてやってくれって、わざわざ私に電話掛けてきたのよ。あの我儘男が頭まで下げてさ」
「え・・・?」
その一言を聞いた瞬間、たしぎの顔から笑みが消えた。


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