TROUBLE MAKER'S

(スモーカー・たしぎ)


「久しぶりだな」
「んー、10年ぶりってところか?・・・あぁ、あの娘が例の話の娘ね」
女はそう言いながら、視線は木刀を振るうたしぎに向けられていた。
「ニコ・ロビンにやられてからずっとあの調子でな、・・・俺にはどうして良いやら・・・」
「・・・なるほどね」
溜息交じりなスモーカーの言葉に、女は納得した様に頷くと、着ていたコートと上着を脱いで、スモーカーへと手渡した。
「良いよな?」
「いや・・・今のあいつにお前の相手は無理だ」
「だからこそ私を呼んだんだろ?」
女はニヤリと笑うと近くにあった木刀を手に、中庭へと入っていった。

完全に気配を消し、たしぎに近づく女のその姿は、先程とはまるで別人の様だった。
「曲者!!」
女が木刀をたしぎの頭に振り下ろした瞬間、木のぶつかり合う乾いた音と共に、女と振り向いたたしぎの木刀が交差した。
「へぇ・・・思ったよりやるじゃない」
「・・・貴女は・・・」
たしぎが思わず手の力を緩めた瞬間、たしぎの頭に木刀の先端が軽く当たった。


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