「ナミ、起きてるか?」
見張り台で夜通しの見張りをしているナミに小声で声を掛けてきたのはルフィだった。
「どうしたの?こんな時間に」
うとうとしていたナミは、眠そうな顔でルフィを見た。
「あぁ、腹減って目が覚めたら寒かったから毛布がもう一枚いるかなと思ってさ」
そう言って見張り台に登ってきたルフィの右手には毛布が握られていた。
「ありがとう」
言われてみると確かに少し肌寒かった。
「・・・あんたも何か着なさいよ」
寒いと言いながらいつもの格好をしているルフィを見てナミは呆れた。
「お・・・俺はいいよ、風邪ひいた事ねぇからな」
口ではそう言いつつ体はかなり寒そうだった。
「・・・ほら、早く入りなさいよ」
ナミは毛布を広げてルフィを隣に座らせた。
「全く・・・、こんなに体が冷えちゃってるじゃないの」
2人で一枚の被るかたちになり、ルフィの体温が直に伝わってくる。
「悪ぃ」
隣に座ったルフィはしょんぼりと頭を下げた。
「なに今日は、随分しおらしいじゃない」
「・・・」
ルフィは黙ったまま下を向いている
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