マスカレイド

(エース×スモーカー)


 夏島特有の照りつく太陽の下、スモーカーは自分の所有する船のデッキに据え付けられたデッキチェアの上で上半身裸の姿で寝そべっていた。
「よお」
 その声に顔を上げ、掛けていたサングラスをずらすと、そこには見慣れた奴の姿があった。
「てめぇか・・・」
 スモーカーはそう言うと、サングラスを戻し再び寝そべった。
「・・・一人か?」
「知ってて来たんだろ?」
「まぁな」
 船の縁に座っていた男は、帽子に手を当てて笑った。
「・・・いつまで其処にいるつもりだ?エース・・・」
 その言葉を待っていたかの様にエースはデッキに飛び降りた。
「他の連中は?」
「休暇だ」
 そう言いながらスモーカーは半身を起こした。
「喉でも渇いたか?」
「あぁ」
 エースはテーブルの上に置いてあったラムのグラスを手に取り口に含むと、そのままスモーカーの唇と重なった。
「美味いか?」
「・・・あぁ」
  嬉しそうなエースの顔を見て、スモーカーは目を反らした。
 自然とスモーカーにのしかかる体制になったエースは、片手で自分の体を支えつつ、後ろ手に再びグラスを手に取った。


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