「恋人と喧嘩でもしたの?」
「恋人?そんなんじゃないわよ」
ロビンはカウンターに座ると出されたブランデーを手にして溜息をついた。
「・・・何で私ってこうなのかしら・・・」
ロビンはブランデーを一気に飲み干し、空のグラスを乱暴に置いた。
「言うだけならただよ?」
ポーラの一言に、ロビンは喧嘩の原因を少しづつ語りだした。
「・・・成程ね」
話を聞き終えたポーラは、納得した様に頷いた。
「ところで、貴女の彼氏が此処のところ毎日うちの店に来るのはどうしてかしらね?」
その言葉にロビンはハッとした様に顔を上げた。
「何しに来てるの?」
「さぁ?来るといつも店内を見回して、捜してる人が居ない事を確認すると、ガッカリして帰って行くのよね」
「・・・」
「そろそろ意地張ってないで帰ってあげたら?」
ロビンの瞳にいつもの輝きが戻ったその時、店のドアが開いた。
「・・・帰ってきたか」
その一言を待ちわびた様にゆっくりと振り返ると、憔悴しきったクロコダイルの姿があった。
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