DESERT MOON

(サンジ×ビビ)


アラバスタでの内戦が終わり、意識を取り戻したルフィ達との別れの時は、着々と近づいていた。
「サンジさん、ちょっといいかしら?」
厨房で、給仕長であるテラコッタと話をしているサンジに、ビビは声を掛けた。
「あ、ビビちゃん・・・」
別れが近い事もあり、サンジも心なしか元気が無かった。
「・・・出発まで、少し付き合ってもらえないかしら?」
テラコッタに料理を教えてもらっている事に気付いたビビが遠慮がちに言うと、テラコッタがサンジの背中を黙って押した。
「テラコッタさん・・・」
「残りの料理は出発までに私がメモしておくから、たまには2人でゆっくりしてらっしゃい」
テラコッタはそう言って2人にウインクすると、さっさと厨房の奥へと入って行った。
「・・・じゃあ、行こうか」
二人は、らくだにビビを横座りにして乗せ、自分がその後ろに乗ると、宵闇の宮殿を後にした。


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