「私が誰に振られたか興味有るの?」
「べ・・・別に・・・」
「・・・私ね、昨日貴方と航海士さんが船を降りたのが気になって、買出しに付き合うふりをして貴方を捜したの。・・・そして、貴方達二人が服屋で仲良さそうに買い物してる姿を見かけて、つい・・・あぁ、もう駄目だなって・・・」
「あれは、ナミに金を借りる代わりに、ルフィのプレゼントを買いに行くのに付き合わされただけだ・・・この街は治安が悪いらしいからな・・・」
そう言って小さく笑うロビンを見たゾロは、コートの内ポケットから、小さめの包みを取り出した。
「・・・本当は夜にやるつもりだったんだが・・・」
ゾロは視線を反らしたままロビンに包みを差し出した。
「これを・・・私に?」
ロビンは驚きながら包みを受け取り、その場で開けてみると、其処には純白のマフラーが入っていた。
「・・・これ・・・」
「今日・・・クリスマスだろ・・・だから・・・」
その言葉にロビンは嬉しそうに微笑むと、マフラーを首に巻いて、ゾロの体を包み込む様に抱き締めた。
「!?」
「こんな素敵なクリスマスは初めて・・・ありがとう」
ゾロは真っ赤になって動けないまま、夕闇が辺りを包み始めた。
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