聖なる夜には・・・

(ロビン×ゾロ+ルフィ×ナミ)


その頃、ゾロとロビンは港町の酒場で、サンジがあらかじめ注文しておいたシャンパンを受け取っていた。
(夜までこいつを引きとめておけって言われたが、どうするかな・・・)
ロビンと二人きりになる事・・・いや、女性をエスコートする事自体に慣れていないゾロは、戸惑いながら歩いていると、後について来たロビンと共に、何時しか港の一望出来る丘の上に来ていた。
「あら、ぼんやりしていたら反対側に歩いていたのね」
そう言ってロビンは、怒っている風も無く、むしろ迷う事を楽しむ様に港を眺めていた。
「ん・・・悪い・・・」
「あら、良いのよ・・・今はちょっと船を離れていたかったし・・・」
そう言うロビンの顔は、心なしか元気が無い様に見えた。
「何か・・・あったのか?」
普段は気にしないフリをする所だが、ロビンの寂しげな横顔に、思わず声を掛けてしまった。
「・・・振られたみたいなのよ・・・無理だって解っていたのにね・・・」
ロビンもまた、背を向けたまま、今まで誰にも明かした事の無い胸の内を明かしていた。
「え?・・・だって昨日・・・」
ゾロは昨日ルフィと一緒だったじゃないかと言いかけた口を慌てて自らの手で塞ぐと、それに気付いたロビンが隣へとやって来た。
「私を見たの?」
「・・・昨日・・・ルフィと二人で何処かの店に入ってたろ・・・」
視線を反らしてボソボソと喋るゾロを見て、ロビンは驚いた様子でゾロの顔を見ると、ゾロの顔が途端に真っ赤になった。


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