そして23日の昼・・・
ゾロとナミの二人は、着いたばかりの港街へといそいそと出かけて行った。
「あの二人が一緒に出かけるなんて、珍しいな」
サンジとウソップとチョッパーが珍しそうに見送る中、ルフィは何やら落ち着かない様子でそわそわと甲板を歩き回り、ロビンはいつもの様に本を読み始めたが、上の空と言った様子でページのめくれる音は聞こえてこなかった。
「・・・ウソップ、ちょっと買出しに付き合えよ」
その様子に気付いたサンジが、わざと二人に聞こえる様な大声で隣のウソップに声を掛けると、サンジの意図を察したウソップも、二人に聞こえる様な大声を張り上げた。
「あー、悪いなサンジ、俺様はこれからチョッパーと秘密の特訓をしなければいけないから買出しには付き合えないんだ・・・おー、其処にルフィとロビンが居るから、二人に手伝ってもらえよ」
「え!?俺、ウソップと特訓するのか!?」
驚くチョッパーの口をウソップが塞ぐ様に抱きかかえると、サンジはロビンの元へと歩み寄って行った。
「ロビンちゃんにこんな事お願いしたくは無かったんだが、良かったら買い物に付き合ってくれないか?」
先程から外に出る口実を考えていたロビンは、むしろ嬉しそうにサンジの要請を受け入れ、同じ様にウソップに説得されたルフィと三人で、船を後にした。
「さて、チョッパー。俺達にも大事な任務が待っているぞ」
「大事な任務!?一体何だ!?」
目を輝かせるチョッパーに対してウソップが告げたのは、明日のパーティーの準備だった。
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