「おい、出来たぜ」
テラスでずっと外を眺めていたスモーカーに声をかけると、スモーカーは小さく頷いた後、部屋へと入ってきた。
「・・・さすがだな」
ワインを飲みながら、サンジの作った料理に舌鼓を打ったスモーカーの感想はこれだけだったが、サンジにとってはそれだけで十分だった。
「もっと飲めよ」
サンジはやたらとスモーカーに酒を勧め、スモーカーは言われるままに飲み続けた。
「・・・そんなに心配しなくとも、俺は約束は守る」
顔色一つ変えずにスモーカーがそう言うと、サンジは首を横に振った。
「そうじゃねぇよ・・・酔わせたいんだよ・・・あんたを」
「・・・酔わせてどうする?」
「心まで酔わせたら、理性なんかぶっとんで、素直になってくれるんじゃねぇかと思ってな」
「・・・サンジ」
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