身勝手

(天外魔境2/カブキ)


「ん?今のあやつには、自分の立場をわきまえ、頭を冷やす時間が必要じゃ。それに、わしの言う通り、今のカブキでは、巻物を貸すつもりはなかろう?」
「はい。自ら戦いに赴くつもりでこちらへ参り、ご挨拶に寄った折に待てと言われ唖然としましたが、その様な訳でしたか。私もまだまだ修行がたりませぬ」
「まだまだわしの足元にも及ばんな、ふぉっふぉっふぉ・・・さて、そろそろ江戸へ戻れ。奴はもう大丈夫じゃ」
「はい。私はこれで・・・師匠、お元気で」
オロチ丸はそう言って頭を下げると、足早に洞窟を後にした。


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