「まったく・・・あの小童と共に旅をして、少しは成長したかと思いきや、全く変わっとらんな、お前は」
「はまぐり姫の時は、ちと油断しただけだ、相手が女でなければ俺様が・・・」
「それがお前のおごりと言うのじゃ、この馬鹿者!」
「馬鹿とはなんだ、このクソジジイ!!俺様は急いでるんだ、さっさと巻物をよこしやがれ!!」
ヘビ仙人は、再びため息をつくと、首を横に振った。
「巻物は、わしの所には無い」
「なんだと!?」
「先刻の・・・坂東での異変は知っておるな?」
「あ?・・・あぁ、大門教とか言うのがバケモノ呼び出してってアレだろ?」
「そうじゃ。その折に、わしは、持っている巻物を全てオロチ丸へと託した」
「・・・オロチ丸は」
「江戸じゃ」
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