後ろめたさ

(ワンピース/エース×たしぎ)


「・・・え・・・あ・・・」
何か言いたい筈なのに、上手く声に出来ない。こんな事は生まれて初めてだ。
彼女は視線を反らして頭を上げた後、赤くなって視線を反らしたまま、俺に質問をしてきた。
「あの・・・この辺りで、麦わら帽子を被った少年に会いませんでしたか?」
!・・・この人は、何故ルフィを知っている・・・
そんな思いが一瞬頭をかすめたが、俺はそれを悟られない様に、首を横に振った。
そんな中、通りの方から、誰かを捜す声が聞こえてきた。
「曹長ー!!たしぎ曹長ー!!」
その声に反応したのは、意外にも彼女だった。
「あ、はい!ここです!」
今、他の海兵に見つかれば、俺の正体がバレてしまう・・・。
俺は、後ろ髪を引かれる思いを抱えながらも、彼女に別れを告げて、その場を後にした。


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