後ろめたさ

(ワンピース/エース×たしぎ)


灼熱のアラバスタの街でスモーカーと再会した俺は、ルフィの逃がした後、ルフィを追いかける為に裏通りを走っていた。
一旦ルフィ達とは反対方向に逃げ、完全に撒いた所で、引き返す為に路地裏の建物の角を曲がると同時に、俺は何か柔らかい物にぶつかった。
「きゃっ!」
「あ・・・すいません」
俺は足元に転がってきた眼鏡を拾い上げると、尻餅をついた女性に差し出した。
「あ、有り難う御座います」
そう言って顔を上げた女性を見た瞬間、俺は心臓が止まりそうになった。
その後、心臓の音が外に聞こえそうな位高鳴り、顔がみるみる赤くなってくるのに、彼女から目を離す事が出来なかった。
「あの・・・」
彼女の一言で我に返って彼女を改めて見ると、彼女もまた、頬を赤くして俺を見つめていた。
「あ・・・ありがとう御座いました・・・」
彼女は眼鏡を受け取ると、立ち上がった後で、深く俺に頭を下げてきた。
「あ・・・いや、俺こそ失礼しました。」
俺も帽子を外して頭を下げ、頭を上げる瞬間、また目が合って、動けなくなってしまった。


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