即席

(ワンピース・トレジャーバトル/ゾロ・たしぎ+スモーカー・ロビン)


「どうして貴女達が・・・」
「方向音痴で有名な二人が、よりによってペアになったんだ。勝負にならないだろ」
二人の言葉に、ゾロとたしぎは、黙って歯噛みするしかなかった。
「それに、この先にはカードは一枚も無いわよ。どこを目指していたの?」
ロビンの問いに、ゾロがしぶしぶと地図を出し、目的地を指差すと、正反対の方向だった。
「反対の方向ね。今居るのは此処だから」
その言葉に、たしぎとゾロは、呆然と顔を見合わせた。
「・・・話にならんな」
「後を着いて来て正解だったわ」
呆れた口調の二人の言葉を聞くと、ゾロはたしぎの顔を睨み付けた。
「大体お前がこっちだって言うから!」
「何を言ってるんですか、貴方がどんどん歩いて行ってしまったんじゃないですか!」
「・・・いい加減にしろ」
顔を突き合わせて喧嘩を始めた二人の間に入ったのは、スモーカーだった。
「いくら即席のペアとは言え、お前ら今はパートナーなんだろうが、何故協力しようとしないんだ」
「・・・・・・」
スモーカーの言葉に、二人は黙って俯いた。


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