迷路

(天外魔境2)


「ん?どうした絹」
「この近くに宝があるわ」
「おぉ!それはありがたい。探索ついでに頂いて行こうぜ」
極楽はのんきにそう言うと、絹の指し示した方向へ歩いて行き、その後3人は、絹の感じる宝のありかを追いつつ、歩を進めて行った。
途中何度かもののけに襲われたが、不思議な事に、その殆どが卍丸達を襲うより、卍丸達の懐を狙う泥棒の様な動きを見せたのだった。
「・・・ここの奴ら、根の一族じゃないのかな?」
「いや、根と手を組んだとしたら・・・?」
「・・・考えない事にしよう」
卍丸は、脳裏に一瞬よぎった足下兄弟の顔を振り払う様に首を振ると、再び薄暗い洞窟を歩き出した。
暫く歩くと、先に明かりが見え、急いで出てみると、先程東側に見えた足下村が、西の方角に見えた。


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