境界線

(ワンピース/スモーカー×ルフィ)


空島から無事戻ってきたルフィ一行が、とある島の街中を散策していると、通りの反対側に見慣れた人影を発見した。
「げっ!」
「あれは・・・」
「まさか・・・」
「けむりーん!」
皆が口々にそう言い、逃げようとしたその時、ルフィだけが目を輝かせて足を前へと踏み出した。
「バカ!よせっ!!」
ゾロがそう叫んで手を伸ばした瞬間、既にルフィはスモーカーに向かって駆け出して行った。
「!?麦わら!?・・・うわっ!!」
ルフィを発見した途端、両肩をいきなり掴まれたと思った途端にルフィに抱き付かれ、勢いが付いた二人は、そのまま路地へと転がり込んだ。
「・・・痛っ」
したたかに頭を打ち付けたスモーカーが頭を押さえながら半身を起こすと、膝の上ではルフィが目を回していた。
「麦わら・・・こいつ一体・・・」
スモーカーが呆れて動けずにいると、ルフィは目を覚まし、それと同時に再びスモーカーに抱きついた。
「けーむりーん、会いたかったー」
その一言に、一瞬訳の解らない顔でルフィを見たスモーカーだったが、次の瞬間には、ルフィの首根っこをむんずと掴んでいた。


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