透明

(サクラ大戦/レニ)


「うん。必要最低限の衣服だけ持って来てたから」
「でも・・・そろそろ買い替えの時期かもしれないわね。」
先日レニのズボンの丈を直したさくらは、掛けられた衣服を見つめて呟いた。
「!・・・そうでーす!私、良いもの持ってまーす♪」
様子を見に部屋に入ってきた織姫は、さくらの呟きを聞くと同時にそう言って部屋を飛び出した。
「じゃーん♪これをレニにあげるでーす」
暫くすると、真新しいワンピースを持った織姫が、再び部屋に入ってきた。
「これ、この前買ったですが、私にはちょっち小さかったでーす。返品しようと思ってたですが、レニにプレゼントしまーす♪」
「・・・織姫にしては大人しいデザインだし、レニに似合いそうね」
最初唖然としていたマリアが思い出した様に口を開くと、皆一様に頷いた。
「でも・・・良いの?」
「当たり前でーす、タンスの肥やしは女のステータスですからね、レニも洋服一杯買って、もっとお洒落するでーす」
押し付けられたワンピースを手に驚いて織姫を見ると、織姫は嬉しそうにレニに笑いかけた。


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