JEALOUSY(スモーカー×ゾロ) |
トップページ 利用規約 メニュー |
食料の補給の為、とある島に立ち寄ったスモーカーは、たしぎと共に街を散策していた。
「ん!?」
たしぎは立ち止まると一点を凝視した。
そこにはこちらに気付かずに買い物をするゾロとウソップの姿が見えた。
「あれは・・・ロロノア・ゾロ!!」
たしぎはそう叫び、刀を抜いてゾロに向かおうとしたその時、スモーカーがたしぎの肩を掴んでそれを止めさせた。
「大佐・・・?」
「雑魚は放っておけ。・・・行くぞ」
アラバスタの件もあって強気に出れないと思い込んだたしぎは、黙って刀を納めた後、スモーカーの後を追った。
たしぎが追いついた後スモーカーが振り返ると、既にゾロの姿は見えなくなっていた。
夜になり、スモーカーは港へバイクを乗り付けて、バイクに乗ったままぼんやりと葉巻をふかしていると、遠くからゾロが走ってきた。
「良く俺が此処に居ると解かったな」
「・・・あの後船に荷物を下ろしてすぐにあんたを捜してたら迷っちまって・・・」
「ずっと俺を捜していたのか?」
「・・・あぁ」
「やはり気付いていたのか」
「あんな殺気だった目で見られれば嫌でも気付くだろ」
ゾロはそう言うと苦笑を洩らしつつ、内心はたしぎに対する嫉妬心で一杯だった。
「まぁ良い・・・乗れよ」
ゾロは黙ってスモーカーの後ろに乗ると、スモーカーに抱きついた。
「そんなにしがみ付かなくても落ちねぇよ」
「・・・もう少し」
ゾロは父親に甘えるかの様にスモーカーの広い背中に顔を押し付けた。
「・・・ガキが・・・」
スモーカーは、嬉しさを隠す様に溜息をつくと、抱きつかれたままバイクを走らせた。
バイクは夜の道を走り続け、二人は島の裏側にある岬へと出た。
スモーカーはゾロがバイクから降りたのを確認すると、いきなりその腕を引き寄せてキスをした。
「・・・何だよいきなり」
ゾロは驚いた顔でスモーカーを見ると、スモーカーは物も言わずにゾロを抱き寄せた。
「ど・・・どうしたんだよ・・・」
いきなり抱き締められたゾロの顔はみるみる赤くなり、体温が上昇するのがはっきりと自覚出来た。
「あまり心配をさせるな・・・」
「・・・あぁ・・・悪ぃ・・・」
言いたい事は山程あったが、スモーカーの一言でゾロの中にあったわだかまりは全て消えていった。
二人は朝まで一緒の時を過ごし、再び港へ戻ってきた。
「なぁ、聞いて良いか?」
「何だ」
「これさ、俺の他に誰か乗せた事あるか?」
ゾロはバイクのシートを指差してスモーカーに聞いた。
「そんな事聞いてどうする」
スモーカーは、掛けていたゴーグルを外しながら聞いた。
「・・・いや、ただ何となく・・・」
口ごもるゾロに、スモーカーは先程まで掛けていたゴーグルを手渡した。
「それはお前が持っていろ」
そう言うと、スモーカーはエンジンキーを回した。
「・・・ったく、甘ったれたガキだな・・・」
エンジンの爆音の響く中、スモーカーはゾロの体を引き寄せた。
「俺以外でこれに乗ったのはお前が初めてだ」
そう言って別れの口づけを交わした後、スモーカーは去って行った。
「俺が初めて・・・か」
ゾロは貰ったゴーグルを頭に掛けると、船の場所とは正反対の方向へと歩いて行った。
■あとがき■
最近恐ろしい程ハマってしまったファザコンゾロと甘やかし魔人スモーカーのお話でした。
私が思うにゾロは年上キラーですね(爆)何となく放って置けないというか・・・でも本人は大人のつもりなのがまた可愛かったりして(ん〜、かなりハマりかけてるな私)
あの手のタイプは年下にはお兄さんぶるけど、年上には絶対甘えるタイプと私は見ましたが、実際はどうなんでしょうね?