背伸び(サクラ大戦/大神×アイリス) |
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秋晴れのある日の事、アイリスと大神の二人は、さくらの監視の目を掻い潜り、浅草で、久々のデートを楽しんでいた。
いつもの様に手を繋いで、楽しそうに歩いていたアイリスだが、花やしきで観覧車に乗った直後から、急に不機嫌になってしまった。
「アイリス、楽しくないのかい?」
観覧車を降りた後、ムッとした顔でベンチに座り込んでしまったアイリスを見て、大神は心配そうに声を掛けた。
「・・・」
大神の問いかけにも答えようとせずに、アイリスは両膝を抱えてムッとしている。
「ひょっとして、さっきのモギリの人の事を気にしてるのかい?」
その言葉に、アイリスの肩がピクリと反応した。
「さっきの事は気にするなよ」
「だって、お兄ちゃんとアイリスが親子だなんて、酷すぎるよー!!アイリスとお兄ちゃんは、恋人同士なのにー」
「うーん、兄弟には良く間違えられるけど、まさか親子に間違えられるとは思わなかったな」
大神が頭を掻きながら苦笑すると、アイリスは勢い良くベンチから飛び降りた。
「・・・お兄ちゃん・・・アイリスそんなに子供に見える?・・・アイリスは、一生お兄ちゃんの恋人にはなれないのかな・・・」
大神は、目に涙を貯めて大神を見るアイリスを、抱え上げる様にベンチに座らせると、自分もその隣に座った。
「なぁアイリス、前にも言ったけど、俺はまだアイリスの事を恋人としてみる気は無いんだ」
大神の言葉に、アイリスは逃げ出しそうになったが、既にその手は大神に握られていた。
「でもな、アイリスが今色々な事を一杯勉強したり、経験したりして、素敵な女性になるまで待つ事は出来るんだ・・・」
「お兄ちゃん・・・」
真っ赤になって大神を見つめるアイリスの頬に、大神はそっとキスをした。
「ゆっくり大人になって良いんだよ、俺はアイリスが大人になるまでずっと待ってるつもりだからね」
「うん!!」
秋晴れの空の下、二人は再び手を繋いで歩きだした。
―終わり―
■あとがき■
今回のお題は
「背伸び」
と言う事で、どのジャンルで書こうかと考えましたが、私は考えてみると、アイリスが好きな割にアイリスの話は殆ど書いた事が無かったので、変な意味合い一切抜きの、ほのぼの大神×アイリスを書いてみました。
うちの息子が1のアイリスと同い年になりましたが、男の子のせいか、あまり参考にはなりませんでした。(苦笑)
でも、これって大神君と言うより私の個人的感想だったりします。
やっぱり子供の時は、恋愛より友情でしょ!!ってのが、私の持論だったりするものですから。
今回も何だか妙に短いですが、まぁ良いか。