因幡の花嫁

(天外魔境2)


ここは平和を取り戻した因幡の国、桜の舞い散る中、酒を酌み交わすのは、卍丸一行と、百々地三姉妹、そして、復活した千代の8人であった。
「そういえばさ、お前らこの国では、かなり派手な事やらかしたらしいな」
ほろ酔いになったカブキがニヤニヤしながら三人を見ると、卍丸と絹の二人は苦虫を噛み潰した顔で、互いの顔を見あい、極楽は誇らしげに千代の顔を見た。
「いやぁ、わしの考えた作戦なんじゃが、あれは素晴らしかった。特にわしの変装には、皆感心の眼で見ておったからな」
「私たちも因幡の作戦の時は、既に出雲へ向かっていたので、詳しい事は知らないんですよ、後学の為にも、お聞かせいただけますか?」
花見の席にふさわしく、桜柄の小紋を着てで参加していた花火が口を開くと、極楽は嬉しそうに馬鹿野城攻略の話を始めた。


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