「良かった・・・皆来てくれて」
太巻きを食べながら、絹がホッとした様子で呟いた。
「おいら、正直言うと、来て良いのか迷ったんだ。節分って鬼に豆を撒く行事だと思ってたから・・・」
「うん、他の地方はそうらしいものね」
絹は、気にしていない様子で、太巻きを頬張っていた。
「地方によって違うとは、俺様もしらなかったぜ。でも、これで無事に春が迎えられるな」
カブキがそう言うと、二人は嬉しそうに頷いた。
「去年は皆と出会って、自分の運命に立ち向かって・・・そして、皆が戻って来た・・・」
絹の発言の続きを、二人は食べる手を止めて待った。
「今年も、きっと良い年になるよね」
「あぁ、今年もきっといい年になるさ、なんたって俺様が居るんだからな、かーかっかっかっか」
いつもの調子でバカ笑いするカブキをみながら、卍丸は、嬉しそうに、太巻きを頬張った。