My Revolution

(カンナ・マリア・レニ)


そしてアンコールの時が来た。

「マリア・・・どうするんだ?マリアが嫌だって言うなら、あたい達もこれを着るのを諦めるよ」
カンナの一言に秘められた決意と悲しみと、マリアに対する愛情がひしひしと伝わり、マリアは目頭が熱くなるのを感じた。
「・・・ありがとう・・・カンナ、レニ・・・」

そしてアンコール用の曲が流れ始め、三人が登場すると、一瞬のどよめきが、羨望の溜息に変わった。
舞台に立ったのは、いつもの衣装とは正反対の格好をした3人の淑女達。
そして、アンコールの曲を歌い終えた時、場内は割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。

そして・・・

そんな大歓声の中、舞台の袖から抱えきれぬ程の大きな花束を持った人物が現れたが、顔は花に隠れて見えなかった。
「凄く素敵だったよ3人共」
そう言って花束を3人に差し出したのは、タキシードに身を包んだ大神だった。
「隊長・・・」
三人は、突然のハプニングに、ただ呆然とした。
「今日の話を知った加山が、花と服を手配してくれてさ・・・その、上手く言えないけど・・・三人共、本当に綺麗だったよ」
三人は、大神から花束を受け取ると、花達も見劣りする様な笑顔で、観客達に別れの挨拶をした。

そんな三人の姿が、翌日の帝都日報芸能面の一面を飾ったのは、言うまでも無い。

―終わり―


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