「君達こんな時間に何を騒いでいるんだ」
呆れた様な大神の一言に、さくらの嫉妬心に一気に火が点いた。
「・・・大神さん」
「何だい?さくら君」
無言で立ち上がって大神を見たさくらを見て、大神の顔からは一気に血の気が失せた。
「・・・大神さん。・・・一体何人の人と結婚の約束をすれば気が済むんですか?」
額に青筋を浮き立たせ、引きつったその笑顔に、大神は真っ青になってエリカを見ると、
エリカもまた悲しそうに大神を見ていた。
「大神さん・・・私との一夜はただの気まぐれだったんですか!?」
「な・・・何ぃ!?」
「一夜?」
その一言にさくらの嫉妬心は更にヒートアップし、怒りのオーラで結んだ髪が逆立っている。
「さ・・・さくら君、誤解だ・・・」
「問答無用!!」
さくらはそう言うと、腰に差した刀を抜くと、大神に切りかかり、大神の前髪がバラリと宙を舞った。
「この・・・浮気ものーーー!!」
この日の夜、刀を振り回す女性と、泣きながら逃げ回る男。 そしてその二人を追いかけてマシンガンを発射しながら追いまわす女といった三人の姿が、 翌日の新聞の一面を飾ったのは言うまでも無い。
―終わり―
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