MISS YOU

(加山×カンナ)


「俺は、カンナさんと仲良く話している大神を見て、内心いつも嫉妬してたんですよ」
酔った勢いもあって加山がいつもより饒舌にカンナへの想いを告げると、カンナは真っ赤になって黙りこくってしまった。
「あ・・・すいません。やっぱりカンナさんも大神が・・・」
「違う!・・・そうじゃなくて、その・・・そんな事言われたのあたい初めてで・・・」
真っ赤になって俯いたカンナの手に加山が遠慮がちに手を伸ばした。
「!!」
その瞬間、カンナはビックリした様に背筋を伸ばして、ビクッと肩が震えた。
「今答えが欲しい訳ではありません。ただ、もし・・・もしも大神が他の人を選ぶ事があった時には、俺の事を思い出して下さい」
手を離した加山は、そう言うと、おもむろに立ち上がった。
「今夜はとても楽しかったです。では」
加山はそう言うと、また何処へと姿を眩ました。

屋根の上に一人残されたカンナは、忘れ去られたお猪口に呟いた。

「人の話は最後まで聞けよ・・・馬鹿・・・」

―終わり―


次のページ
小説目次(サクラ大戦)
小説総合目次
入口
目次