「そいつは怖いんだよ・・・あまりにも似た人にあって・・・心の内を打ち明けたら、また目の前から消えちまうんじゃないかって・・・!?」
言い終えた瞬間、背中から抱きつかれ、ゾロは驚きで硬直した。
「私は死にません・・・私は私です・・・生きてたんですね・・・ロロノア・・・ゾロ」
「パクり・・・あ、いや・・・たしぎ・・・いつ気付いた・・・」
「私、そんなに詳しい話はしていませんよ・・・」
ゾロの背中が段々と熱くなっていく、たしぎが赤面した顔を押し付けているからだとゾロは思った。
「良かった・・・生きてた・・・」
腹部に回された腕が震え、背中に熱い物を感じると、ゾロは体の向きを変え、泣いているたしぎを抱きしめた。
「大剣豪になる前に、・・・お前を残して・・・死んでたまるか」
「ゾロ・・・」
夕焼けが二人を包む中、二つの影が一つになった。
―終わり―
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