透明

(サクラ大戦/レニ)


「・・・ほら、そんなレニの事を1番解ってる奴が来たぜ?」
二人が顔を上げて外を見ると、紙袋を抱えたアイリスが中庭に入ってくる所だった。

「レニ、これあげる」
「アイリスも僕に?」
「うん。・・・アイリスのお洋服じゃレニには小さいから、アイリスはアイリスにかあげられないものにしたの」
アイリスはそう言うと、紙袋から小さな髪飾りを取り出した。
「かえでお姉ちゃんに教えてもらって、アイリスが自分で作ったの。これならいつも着ている服にも合うと思って・・・」
レニが改めて髪飾りを見ると、クリアブルーのビーズで作られた、髪留めになっていた。
「アイリスありがとう・・・僕、こういうのずっと欲しかったんだ。大切にするからね」
レニはそう言って髪留めを髪に付けると、アイリスは満面の笑みを浮かべてレニを見た。
「レニ、すっごい似あうよ。レニ大好き!」
そう言ってレニに抱きつくアイリスを見て、三人は静かにその場を後にした。

おわり


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