手袋

(サクラ大戦/マリア・カンナ)


「おめでとうマリア。お腹が目立つ前に、これ着てさっさと引退しちまえよな」
「ありがとう・・・でも、カンナまで一緒に引退する事無かったのに・・・」
「良いんだよ、一緒に入団したんだ、一緒に辞めようぜ」
カンナはそう言ってニッコリと笑うと、マリアの首に腕を絡めた。
「さ、早く直して稽古に入ろうぜ。・・・最初で最後のヒロインなんだ、トチるなよ?」
「ふふふ、カンナこそ、最後の舞台なんだから、衣装を破かないでよね」
二人の笑い声が響く帝劇内は、いつにも増して、平和と愛に満ち溢れている様だった。

―終わり―


次のページ
小説目次(100のお題)
小説総合目次
入口
目次