迷子

(ワンピース/たしぎ×ゾロ)


ゾロが真っ赤になって視線を反らすと、たしぎは隣に席を移した。
「じゃあ、何故そんなにムッとした顔で大佐との関係を疑ったのですか?」
「そ・・・それは・・・」
「私は貴方が好き・・・初めて会った時からずっと気持ちは変わりませんでした。・・・貴方が海賊狩りのゾロを知った時は本気で逮捕するつもりだった。今でも逮捕したいと言う気持ちは変わらないの・・・でも、でも・・・」
そう言うと、たしぎはゾロに抱きついた。
「た・・・たしぎ・・・」
「やっと・・・名前で呼んでくれたのね・・・ゾロ・・・」
「俺は、お前が追い続ける限り逃げ続ける。・・・それでも良いのか?」
「えぇ・・・愛してるわ」
「俺も・・・」
二人の影が重なり、そのまま夜はふけて行った。

翌日の朝早く、二人は川を下って海まで出ると、二人は正反対の方向へと歩き出し、自分を探しに来た仲間達と、無事合流出来た。
「ゾロ、昨日は何所に居たんだ?」
船に戻るとすぐに眠ってしまったゾロに、ルフィが近寄って声を掛けると、ゾロは返事もせずに横を向いてしまった。
「寝ないで俺たちを探してたのか?ゾロらしいな、はははははは!」
勘違いをして、高らかに笑うルフィの声を耳にしながら、ゾロは深い眠りへと入って行った。


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