好奇心

(ワンピース/ナミ・たしぎ)


「・・・麦わらの一味なら、知っていて当然でしたね。」
別れ際に、たしぎはナミを真顔で見つめた。
「・・・バレちゃったか・・・。ま、そう言う事。」
ナミは大げさに肩をすくめるた後、たしぎにカードの半分を差し出した。
「今回は、貴女のおかげで大もうけ出来たわ。ありがとう」
「いえ、私こそ楽しかったです。」
「今度会ったら、また行ってみる?」
「・・・脅し抜きでしたら・・・・はい。」
たしぎが真っ赤になって返事をすると、ナミは楽しそうに笑った後、姿を消して行った。

戻ったたしぎを待っていたのは、いつにも増して不機嫌そうなスモーカーだった。
「・・・ちょっと来い」
「はい」
たしぎは、恐怖感に胸を締め付けられる思いを必死で抑え付けながらスモーカーの後を付いて行った。
「・・・見たのか」
スモーカーの船室に入り、部屋の鍵が掛けられると、スモーカーは振り向きもせずに聞いた。
「あ・・・え・・・すいません!!」
根が素直なたしぎは、隠す素振りすら見せずに、素直に頭を下げた。
「・・・この事は誰にも言うな。」
「はい!それは勿論・・・」
たしぎが頭を上げて、慌てて答えると、スモーカーは、深い溜息を付いた。
「・・・とんだ奴に知られたもんだ」
同じ頃、ゾロもまた、同じ事を考えていたが、二人の好奇心に満ちた行動は、今後暫く続く事となる。


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